地球に優しい銀行選び~エシカルバンク


いつも読んでいただきありがとうございます。
ここのところ、来年1月に控えたエシカルに特化したオンラインショップ【HAPPYMARKET(ハッピーマーケット】の準備に追われています。
準備の一環で、口座開設を検討した際、またもやエシカルの余波を感じられたので記事にしてみたいと思います。

預金のゆくえ

これを読んでくれているほぼ全員が銀行口座を保有していると思います。

そもそも、口座を開設する銀行ってどのように選びましたか?
選んだ銀行はあなたたちの大切なお金を預かってその先、何に使っているか知っていますか?
350.org Japan が行った調査によると、日本の銀行の多くが地球環境を危険にさらす化石燃料や原子力に関わる企業にお金を流しているとされています。

そう。残念ながら私たちの大切なお金は、回り回って、地球環境を危険にさらすことに使われている可能性があるのです。
つまりは間接的とは言え、私たちのお金が地球環境を危険に晒している。

更に軍需産業に融資・投資している銀行もあるので、きちんと銀行を選ばなければ地球環境を危険に晒し、戦争にも加担している消費者、ということになってしまいます。

地球に優しい銀行って?

一方でそういった事業や企業に投資していない銀行もあります。
また、これまでは投資していたのだけど『ダイベストメント』をした銀行もあります。

『ダイベストメント』とは『インベストメント(投資)』の逆で投資を撤退するという意味。
戦争や環境破壊、人権侵害などを促進する倫理的に問題のある国家や企業・事業などから投資を引きあげることです。

その形式は複数あります。
●機関投資家が座礁資産関連株を売却するというパターン〜座礁資産として認識され始めた石炭に関して、石炭採掘企業や石炭火力発電企業、石炭火力発電設備開発企業の株式や社債の売却がそれに当たります。
●企業自身のダイベストメント〜石炭火力発電企業が、石油や天然ガス、再生可能エネルギーでの発電方式に事業を変えていく行為や、親会社が石炭関連部門や石炭関連子会社を他社へ売却する行為がこれに該当します。
銀行が行うダイベストメント〜例えば、石炭関連企業への新規融資を停止したり、石炭関連企業への融資借り換えを拒否したりというものです。

『ダイベストメント』の運用額は、2018.9の発表で2年前の5兆ドルから6.2兆ドルに増加しており、国際的なインパクトとなっています。

ダイベストメント運動は個人でもできる!

“地球環境を破壊する企業・事業から撤退する”という動きは、企業や銀行だけでなく個人でもできる行動です。私自身、個人のメインバンクを三菱UFJ銀行から楽天銀行に切り替えました。ちなみにUFJの特定の化石燃料及び原子力関連企業への融資状況は1兆6463億円…(2011.4~2016.4)

今回オンラインショップ用に開設するビジネス口座もお客様の利便性を考え、メガバンクにしようかとも悩んだのですが、この数字を見てしまった以上、メガバンクでの開設はできないというのがエシカルプレスの選択です。

皆さんも今一度、ご自身の大切なお金の使い道を見直し使われ方を知って欲しいと思います。知らず知らずのうちに戦争や地球破壊に加担するのはやめて”口座を変える”という、さほど難しくない方法で社会貢献してみませんか?

地球に優しく自分に優しい選択を。
ethical is happy💛