どうもemiです!今日は先日お邪魔した千葉県白井市にあるリサイクル業者に関するレポートです。ここにもプラスチックゴミの余波がきてましたので、その辺りを中心にまとめたいと思います。
作業現場見学の様子
お伺いしたのは、(株)フジコー様。東京都世田谷区から車を走らせること2時間半。当日が雨だったというのもありますが、想定より1時間ほど多く時間をかけて到着しました。高速下車後がほぼ一本道で約10kmという場所だったので、日々行われているはずの運搬作業も時間をかけて運ばれているんだろうな、というのが第一印象。
到着してみると、とても清潔感のある受付で清潔感のある方が対応してくださり、お部屋に通していただきました。(遅刻したのに…快く対応いただきありがとうございました!)
そこで会社の成り立ちから、現在行っている諸作業内容までを詳しく教えていただいたのち、実際の作業場を見学させていただきました。
約3時間ほどの滞在でしたが、通して感じたのはその清潔感。リサイクル業者や廃棄物処理場といった呼称で安易に想像する匂いや不快な空気は全くなく、「写真もいつでもどこでも撮ってくださいね」と言って下さるオープンさも相まって常時快適に過ごさせていただきました。
見学から見えてきた課題、2点
課題①
今回知り得た課題の一つは、行政による対処対象。業界最大手と言われる名だたる会社はリサイクルに踏み込んでいるようですが、中小企業と言われる会社は未だリサイクルには出さずゴミとして廃棄しているケースが多いそうです。食品リサイクル法というものが存在はするものの、それは義務ではなく自発的な行動を促すに留まっているから。
経済活動をしている会社においては、当然営利を目的としているわけで、無償で捨てるor有償でリサイクルするだと前者を選ぶのが自然だということ。
パソコンやテレビなどの家電のように回収が義務付けられているものがある一方、コンビニやスーパーで出る過剰な食品廃棄物はなんの義務もない状態で無法地帯、という実態。
課題②
中国やマレーシアなどプラスチックゴミの受け入れ拒否のニュースが続いていますが、受取拒否されても尚ゴミ排出量が減ることがありません…
今まで海外に送っていたゴミがここフジコー様のようなリサイクル業者に運搬されてきているようです。プラゴミは、容積としては(中身が空洞なので)嵩張る割になかなか溶解しないということで、通常ゴミ処理量の60%程度しか処理できないそうです。要は“割に合わない”ものがせっせと運ばれている実態。
課題①も課題②も共通して言えるのは「過剰」
食品もプラスチックも私たちの生活に欠かせない重要なものです。当然ゼロになんて出来ない。問題はその量ですね。恵方巻き廃棄やクリスマスケーキ廃棄などがニュースになっていますが、先の受取拒否されたペットボトルごみも含めて、問題は、そんなニュースを見ても今の生活を変えようとしない私たち消費者です。
消費者は、ニュースを見て興味を持ち自分ゴト化する、企業側は適量を見出し適正数量だけを世の中に出す、双方が過剰を悪だと捉え努力することがとても重要だとエシカルプレスは思います。
どうか…地球に優しく自分に優しい選択を。
ethical is happy💛